【2月16日 AFP】スペイン1部のFCバルセロナ(FC Barcelona)を率いるルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は15日、レバンテ(Levante)戦でハットトリックを達成したリオネル・メッシ(Lionel Messi)について、彼のプレーを目の前で見られる立場を満喫していると語った。

 メッシはリーグ戦自身通算300試合目となったレバンテ戦で、今季5度目のハットトリックを達成して5-0の大勝の立役者となった。ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の先制点をアシストすると、その後は3回ネットを揺らし、今季の公式戦得点数を37得点に伸ばした。

 さらにバルセロナでは、ネイマールに代わって後半途中から投入されたルイス・スアレス(Luis Suarez)も、豪快なオーバーヘッドキックでゴールラッシュを締めくくり、存在感を示した。

 エンリケ監督は、11日に行われたスペイン国王杯(Copa del Rey 2014-15)のビジャレアル(Villarreal CF)戦からメンバーを8人変更したが、メッシは先発で起用し、ハットトリックを達成した後もベンチに下げることはなかった。

 エンリケ監督はその点について、「楽しもうと思っているんだ。私たちはそれを心がけている。彼のプレーをできる限り楽しむことをね」とコメントし、交代させるつもりはまったくなかったことを明かした。

 世界最優秀選手を4年連続で受賞したメッシは、2015年に入ってからは出場11試合で14得点10アシストと、手がつけられない状態になっている。

 メッシはセンターフォワードの役割をスアレスに任せ、今までよりもややサイドに近いポジションを取るようになって以降、調子を上げている。エンリケ監督は、メッシには決定力だけでなく、チャンスを演出する能力もあると称賛している。

「深い位置に構えて、中盤にたくさんの選手を配してくるチームとの試合では、幅を作ってボールを早く動かさなければ危険な場面は作り出せない」

「われわれにとってのカギは、レオがどれだけ多くの場面に顔を出せるかだ。レオがたくさんボールに触って、数的有利の状況を作り、パスを出して、スペースを生み出せるかが大切なんだ」

「中盤に人が多いときは、レオでもコンビネーションを出すのは難しい。だったらスペースのある場所へ自由に顔を出せばいい」

 シーズン前半にはローテーションの方法で批判を浴びたエンリケ監督だが、失速気味の首位レアル・マドリード(Real Madrid)とは対照的に、公式戦11連勝を達成してシーズン佳境を迎える現在は、そのやり方も認められつつあるようにみえる。

 エンリケ監督は、「われわれの開幕時の目標は、クオリティーの高い選手をそろえた、選手層の厚いチームを作ることだった」と話した。

「これだけ質の高い選手が多くいれば、ローテーションも可能になる。うちにはほとんど無尽蔵のリソースがあるといっていいんじゃないかな」

(c)AFP/Kieran CANNING