【2月15日 AFP】男子テニス、ABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2015)は14日、オランダのロッテルダム(Rotterdam)でシングルス準決勝が行われ、大会第4シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は7-6、7-6で第2シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)に競り勝ち、決勝進出を果たした。

 この日10本のサービスエースを決めたワウリンカは、1時間38分で試合に決着をつけた。ワウリンカはこれまで、対ラオニッチ戦で4戦全勝を収めている。

 今季、チェンナイ・オープン(Chennai Open 2015)で優勝、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)で4強入りを果たしているワウリンカは、決勝で第3シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)と対戦する。

 世界ランク8位のワウリンカは、この日の試合でラオニッチを攻略。2度目のマッチポイントで勝利をつかむと、なんとかストレートで試合を決めた。

 10年ぶりにこの大会へ出場しているワウリンカは、「決勝に進出できてうれしい。自分でも驚いている」とし、「最高の結果だ」と感想を述べた。

「室内でのミロスはタフな相手だ。彼のビッグサーブを前にすると、ブレークするのはいつも難しい」

「タイブレークでは良いプレーをするため、自分の試合に集中した。彼にエースを奪われるのは仕方ない」

「最高の雰囲気だったし、決勝に進めて本当にうれしいよ」

 ワウリンカは、ベルディハとの直接対決で10勝5敗を記録しており、ここ最近の5試合では全勝している。(c)AFP