【2月14日 AFP】四大大会(グランドスラム)通算14勝を誇り、2008年の北京五輪で金メダルを獲得した男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は13日、2016年のリオデジャネイロ五輪がクレーではなくハードコートで実施されることについて、驚きを述べた。

 リオ・オープン(Rio Open presented by Claro hdtv 2015)で大会連覇を目指すナダルは、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で行われた記者会見で、「クレーのスペシャリストがいる国の五輪がハードコートで開催されるとは驚きだ」と話した。

 国際テニス連盟(ITF)は、リオ五輪のテニス競技が全米オープン(The US Open Tennis Championships 2016)開幕の2週間前に予定されていることを受け、同じサーフェスでの実施に踏み切ったと説明している。

 南米初開催となる五輪に向け、当局がインフラ整備などに奔走する中、ナダルはすべてがうまくいくはずだと楽観的な姿勢をみせた。

「ブラジルは、サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)に代表されるような一大イベントを開催してきた。五輪だって成功に終わるはずさ」

 2012年のロンドン五輪では、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)が金メダルを獲得。マレーは、翌年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)でも大きなタイトルを手にした。