【2月13日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)が撮影した、微笑んでいる顔のように見える銀河団「SDSS J1038+4849」の画像を公開した。

 ハッブル宇宙望遠鏡の広視野惑星カメラ2(WFPC2)と広視野カメラ3(WFC3)によって捉えられたこの銀河団の「顔」は、非常に明るい光を放つ2つの銀河を「目」に、「重力レンズ」とよばれる効果によって発生した曲線を「口元」に見立てている。

 銀河団は宇宙空間で最も質量が大きい天体で、非常に強い重力を有しているため、周囲の時空をゆがめ、レンズのように背後の光を拡大したり、歪めたり、屈折させたりすることができる。(c)AFP