【2月13日 AFP】米SNS大手フェイスブック(Facebook)は12日、ユーザー死亡後のプロフィール管理やメッセージ投稿ができる人物を指定する新たなサービス「レガシーコンタクト(Legacy contact)」の運用開始を明らかにした。

 フェイスブックがブログを通じて発表したところによると、レガシーコンタクトの設定を有効にすると、ユーザーから指定された人は、葬儀の通知や追悼文の投稿などを行うことができるほか、プロフィールやカバー写真の更新、家族や友人からの友達申請の承認することも可能となる。

 またユーザーからの許可があれば、アカウント上で共有されている画像や投稿、プロフィールなどのアーカイブをダウンロードすることもできる。ただ、発表によると、亡くなったユーザーのIDとパスワードを使ってアカウントにログインすることはできないという。

 今回の発表は、死後に残される「デジタル資産」への懸念が高まるなかで行われた。法律の専門家によると、クラウド上のアカウントや電子メール、オンラインアーカイブに保存されている音楽や書籍などの所有権については、現在のところさまざまな解釈がなされているという。(c)AFP