【2月12日 Relaxnews】建築家、ザハ・ハディド(Zaha Hadid)氏率いるザハ・ハディド・アーキテクツ(Zaha Hadid ArchitectsZHA)は、世界最大規模となる中国・北京で建設が始まった空港ターミナルのデザインを発表した。

 この新空港は、ZHAとフランス・パリ(Paris)空港公団の建築事務所ADPIが共同で設計を手掛けた。

 ZHAのプレスリリースによると、新空港は「一日を通して変化する航空機と旅客数に大きく左右されるさまざまな状況に適応し、さらに持続できる空港になる」という。また、地方や都市部の鉄道と直結した複合輸送センターが特徴となるという。

 北京市大興(Daxing)区で建設が始まっている新空港は、現在の北京首都国際空港(Beijing Capital International Airport)空港の能力が限界に達していることから、建設計画が進められてきた。新空港はまず、年間4500万人の利用者を見込んでいる。

 建築界で最も権威あるプリツカー賞(Pritzker Architecture Prize)を受賞したイラク出身で現在は英在住のハディド氏率いるZHAはこれまで、利用者に焦点を当てた都市建築などを手掛けてきた。現在、進行中のプロジェクトにはカンボジア・プノンペン(Phnom Penh)の資料センター「Sleuk Rith InstituteSRI)」や2020年に開催される東京五輪でメイン会場となる予定の新国立競技場などがある。(c)Relaxnews/AFPBB News