【2月15日 AFP】サッカー元フランス代表で、現在はレアル・マドリード(Real Madrid)の下部チームを指導するジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏が、欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)決勝トーナメント1回戦のシャルケ04(Schalke 04)戦に向け、チームに気を引き締めるよう促した。

 前回王者のレアルは、18日に敵地ゲルゼンキルヘン(Gelsenkirchen)で第1戦、3月10日にマドリード(Madrid)で第2戦を戦うが、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督率いるチームは、簡単な勝ち上がりを予想することが許される立場にある。

 昨年大会も同じ決勝トーナメント1回戦で両チームは対戦しており、レアルはカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がそれぞれ2得点を挙げて敵地で6-1と記録的な大勝を収めると、第2戦も3-1で勝利し、2戦合計9-2でシャルケを粉砕した。

 しかし、現在レアルのリザーブチームで監督を務めるジダン氏は、トップチームの選手に対し、勝って当たり前だと思ってはならないと話している。

 選手としてレアルでプレーし、現在42歳になるジダン氏は、独日刊紙ウェルト(Die Welt)で、「シャルケはノーチャンスで、レアルが悠々と準々決勝に勝ち進む。私もそんなふうに言いたいところだ」と前置きし、次のように続けた。

「しかし、トーナメントではどんなことでも起こり得る。2試合あれば、格下が番狂わせを起こすチャンスも倍になる。常に油断してはいけない。特に、ドイツのチームを相手にするときはね」

 レアルは過去にドイツの地で27試合を戦っているが、勝利したのは3回しかない。うち2回が優勝した昨シーズンのもので、シャルケ、そして準決勝ではバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を圧倒した。

 現在シャルケを率いるロベルト・ディ・マッテオ(Roberto di Matteo)監督は、2012年にチェルシー(Chelsea)でチャンピオンズリーグを制しており、シャルケでは昨年10月の就任以降リーグ3位までチームを引き上げてきた。

 しかし、チームに警告を発する一方で、ジダン氏はレアルの決勝進出を疑っておらず、6月6日のベルリン(Berlin)のオリンピアシュタディオン(Olympiastadion)では、レアルとジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督率いるバイエルンが顔を合わせると考えている。

 このスタジアムは、ジダン氏が2006年のW杯ドイツ大会(2006 World Cup)決勝で、イタリアのマルコ・マテラッツィ(Marco Materazzi)に頭突きを見舞い、退場処分を受けて現役に幕を下ろした場所でもある。

 ジダン氏は、「論理的に考えれば決勝はそう(バイエルン対レアルに)なるが、ロジックでは測れないのがサッカーだ。一定のレベルを過ぎれば、そこにはもうスモールチームは存在しない。チャンピオンズリーグならなおさらだ」と話した。

「簡単な勝利など一つもない。そういう日々はとっくの昔に過ぎ去ったんだ」

(c)AFP