「ヴィクター&ロルフ」、プレタポルテ撤退を発表
このニュースをシェア
【2月6日 Relaxnews】2人のオランダ人デザイナーが手掛けるブランド「ヴィクター&ロルフ(Viktor & Rolf)」が、プレタポルテ撤退を発表した。フランスの高級ブランド「ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)」に続く動きだ。
来月にはパリ(Paris)で、15/16年秋冬シーズンのファッションウィークが開催される。「ヴィクター&ロルフ」の最後のプレタポルテに注目が集まることは間違いない。
同ブランドがプレタポルテに進出したのは15年前。来月発表する15/16年秋冬のコレクションを最後に、今後はオートクチュールと新たなイニシアチブに焦点を移していくという。人気のフレグランスとアイウエア部門は今後も維持する。
プレタポルテから脱退するブランドは、「ヴィクター&ロルフ」が最初でもなければ、最後でもないだろう。昨年「ジャンポール・ゴルチエ」がオートクチュールに専念するという決断を下したのも記憶に新しい。
「ヴィクター&ロルフ」がこのような方向転換を決意したのは、より大きな芸術的あるいは創造的自由を求める必要があると考えたためだ。ヴィクター・ホスティン(Viktor Horsting)とロルフ・スノラン(Rolf Snoeren)は3日に出した声明で、「芸術的なルーツに重点を置き直す必要があることを強く感じています。ファッションはわれわれにとってコミュニケーションツールであり、芸術表現の最たる手段です。(ペースが速く、締め切りが多く、競争の激しい)プレタポルテでは、クリエイティビティの制約を感じるようになってきました。そこから手を引くことによって、より多くの時間と自由を得ることができます」と綴った。
同ブランドをはじめ、「ディーゼル(Diesel)」や「マルニ(Marni)」、「メゾン・マルジェラ(Maison Margiela)」 などを傘下に置くOTBグループのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)代表もこう語っている。「私が初めてヴィクターとロルフに会った時、限界を知らない型破りな創造力と、彼らが生み出す見事なヴィジュアルの世界にたちまち魅了されました。彼らのパートナーであることを誇りに感じながら、斬新で画期的なプロジェクトを一緒に展開していけることを楽しみにしています」
ファッション情報紙WWDによると、15年秋冬プレタポルテコレクションの制作は進めており、来月のパリファッションウイークではショーは開催しないものの、プレゼンテーションを行うことになっているという。
ヴィクターとロルフが同ブランドを創業したのは1993年。まずアート界から注目を浴び、1998年にオートクチュールに進出して高い評価を受けた。また同ブランドはフレグランスもプロデュースしている。「フラワーボム(Flowerbomb)」と「スパイスボム(Spicebomb)」に加え、昨春には「ボンボン(Bonbon)」を発表した。(c)Relaxnews/AFPBB News