中国の腐敗撲滅運動で打撃

 ワイン・スピリッツ事業の純利益は16%減の11億ユーロ(約1500億円)となった。これについてLVMHは、中国でのコニャック販売の減速が主な原因だと分析している。

 ラグジュアリーブランド各社は、中国の腐敗撲滅運動によって大きな打撃を受けている。時計や酒類といった高級贈答品の授受が禁止されたからだ。時計・宝飾事業の純利益は23%減の2億8300万ユーロ(約380億円)だった。「ブルガリ(BVLGARI)」や「タグ・ホイヤー(TAG Heuer)」などの高級時計ブランドを擁するLVMHは、不安定な経済環境の中で多数のブランドを取り扱う小売店が時計の買い付け数を減らしたと指摘している。

 セレクティブ・リテーリング事業では、香水・コスメチェーンの「セフォラ(Sephora)」が「極めて好調」だったこともあり、7%増と最大の伸びを示した。

 LVMHは、「経済・通貨・地政学的な不安定さがある中で、弊社は2015年も全事業で成長力を維持する準備ができている」とまとめている。配当金についても、3%増の1株3.2ユーロ(約430円)を提案する方針だという。(c)AFP