【2月6日 AFP】アフリカネーションズカップ2015(2015 The Africa Cup of Nations)は5日、準決勝が行われ、開催国の赤道ギニアに3-0で快勝したガーナがコートジボワールとの決勝に勝ち進んだが、観衆から物を投げ入れられて一時中断になるなど、試合は混乱に陥った。

 一方的な展開に不満を爆発させた赤道ギニアのファンがピッチに物を投げ入れたことにより、試合は後半37分から35分以上の中断を余儀なくされた。

 ホームの観衆から脅威を感じたガーナのサポーターが、ヌエボ・エスタディオ・デ・マラボ(Nuevo Estadio de Malabo)のピッチになだれ込むと、警察のヘリコプターは低空飛行でグラウンド上空を旋回した。

 ガーナサッカー協会はツイッター(Twitter)で、「警察のヘリコプターがガーナファンとピッチの上空を旋回し、本当に危険だった。そこはまるで交戦地帯のようだった」と投稿している。

 そして、事態に遅れて対応した保安担当者がガーナのサポーターを会場の一区画に案内する間、選手と監督、審判団はピッチに立たされたままだった。

 この試合でガーナの3得点目を記録したアンドレ・アイェウ(Andre Ayew)は、「僕たちのサポーターのことを心配している。僕らがヘリコプターを見たとき、ファンがけがをしていた。とても残念だし、後味も悪いよ」とコメントしている。(c)AFP