【2月5日 AFP】14-15ドイツ・ブンデスリーガ1部は4日、第19節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は0-1でFCアウクスブルク(FC Augsburg)に敗れ、降格への不安がますます深刻化した。

 後半にラウル・ボバディージャ(Raul Bobadilla)の決めたゴールで勝利を収めたアウクスブルクが4位に浮上した一方で、2010-11シーズンと2011-12シーズンにリーグ連覇を果たしているドルトムントは最下位を脱出できず、1972年以来の降格の危機に陥っている。

 ドルトムントのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は試合後、「この結果は痛手になる」とコメントした。

「われわれは失点を5、6回防いだが、大きなチャンスを作ることはできなかった」

「ポジティブなことはほとんどない。われわれは戦っているが、間違った戦い方をしている。だから同じことを繰り返し続けているんだ」

 アウクスブルクは後半5分、トルコ代表のハリル・アルティントップ(Halil Altintop)がドルトムントの守備陣を引きつけると、最後はフリーのボバディージャが今季3得点目となるゴールを決めた。

 一方、先制を許したドルトムントはさらに悲劇が重なり、ケヴィン・グロスクロイツ(Kevin Grosskreutz)が大腿部を負傷し、途中交代を余儀なくされた。

 そしてアウクスブルクは後半19分、ピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)を倒したクリストフ・ヤンカー(Christoph Janker)がレッドカードで退場となり、10人での戦いを強いられることになった。

 しかし、ドルトムントは終盤に迎えた絶好機でシュートがアウクスブルクのGKアレックス・マニンガー(Alexander Manninger)の正面を突くなど、最後まで数的優位を生かすことができず、ホームで今季4敗目となる黒星を喫した。

 この結果、ドルトムントの最下位は変わらず、同じく降格圏内にいるヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)、VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)との勝ち点は2となった。

 同日に行われた試合でヘルタはバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に0-1で敗れ、シュツットガルトはケルン(1. FC Cologne)と0-0で引き分けている。(c)AFP