アンデルソンがマンU退団、インテルナシオナウへ
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【2月4日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は3日、構想外となっていたアンデルソン(Anderson Oliveira)が自由契約となり、母国ブラジルのインテルナシオナウ(Internacional)と4年契約を結んだと発表した。
26歳のアンデルソンは、2007年にマンチェスター・ユナイテッドに加入し、ロシアのモスクワ(Moscow)で行われた2007-08シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2007-08)決勝ではチームの優勝に貢献した。
しかし、近年のアンデルソンは出場機会が激減し、今季のユナイテッドでは2試合しか出場していなかった。
ユナイテッドは公式ウェブサイトで、「アンデルソンは、フリートランスファーで母国ブラジルのインテルナシオナルとの契約に合意した」と発表した。
「ユナイテッドの誰もがアンデルソンの今後の成功を祈っている」
2007年に当時チームを率いていたアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)元監督が移籍金2600万ポンドを費やして獲得したアンデルソンだったが、加入当初は期待されていた実力の片りんをみせたものの、その後は故障と体重増加に悩まされ、長く活躍することはできなかった。
昨季途中にはイタリア・セリエAのフィオレンティーナ(Fiorentina)に期限付き移籍したアンデルソンは、オフシーズンに新天地を探し求めたものの、移籍を成立させることができなかった。
アンデルソンは通算4度のリーグ優勝を果たし、欧州チャンピオンズリーグ制覇とリーグ杯、14クラブW杯(FIFA Club World Cup)優勝をそれぞれ一度ずつ経験するなど、ユナイテッドで合計9個のタイトルを獲得している。
アンデルソンはダレン・フレッチャー(Darren Fletcher)、ウィルフレッド・ザハ(Wilfried Zaha)とともに1月の移籍市場でユナイテッドを退団することになった。
フレッチャーは2日にウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich Albion、WBA)に移籍し、ザハは期限付き移籍でプレーしていた古巣のクリスタルパレス(Crystal Palace)に完全移籍した。(c)AFP