【1月31日 AFP】アジア・サッカー連盟(AFC)のサルマン・アル・ハリファ(Shaikh Salman bin Ebrahim Al Khalifa)会長は30日、オーストラリアを同連盟から追い出そうとする動きについてコメントしたと報じられたことに、「あぜんとしている」と語った。

 サルマン会長は、数か国がオーストラリアの追放を求めているというアラブ首長国連邦(UAE)の日刊紙アル・イティハド(Al Ittihad)が報じたコメントは、「操作された」ものだと語った。大会初優勝を狙っているサッカルーズ(Socceroos、オーストラリア代表の愛称)と韓国が対戦する第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)決勝を翌31日に控え、オーストラリアの国内紙はこの記事を書き立てた。

 サルマン会長は地元紙ヘラルド・サン(Herald Sun)に対し、「この話題が出てきたタイミングに、本当にあぜんとしている。偽りの話題だ」と語った。

「真実ではないこういった記事を目にするのは悲しいことだ。大会はわれわれの予想以上の成功を収めている。オーストラリアで成功している大会に影響を与えるような話題を出すようなまねはさせない」

 サルマン会長はこの日声明を発表し、オーストラリアのAFC内での立場を保証するとともに「あらゆる面で貢献するために熱心に行動している」と同国を評した。

「2015年アジアカップオーストラリア大会は、アジアサッカーの見事なショーケースとなっている。オーストラリアは他の国と同様AFCの正会員であり、今後も各国連盟との結びつきはより強まっていく」

(c)AFP