【1月29日 AFP】アフリカネイションズカップ2015(2015 The Africa Cup of Nations)は28日、グループDの試合が行われ、ギニアとマリは1-1で引き分け、準々決勝に進出するグループDの2位チームは、抽選で決まることになった。

 試合は前半15分にギニアがケビン・コンスタン(Kevin Constant)のPKで先制すると、マリは失点直後に獲得したPKをセイドゥ・ケイタ(Seydou Keita)が失敗したものの、後半にモディボ・マイガ(Modibo Maiga)が同点ゴールを決め、試合を引き分けに持ち込んだ。

 この結果、勝ち点と得失点、総得点が同じギニアとマリは、グループDの2位で並んだ。

 2月1日に行われる準々決勝でガーナと対戦するグループDの2位チームは、29日に赤道ギニアの首都マラボ(Malabo)で実施される抽選で決まることになるが、両チームの指揮官は公平な方法ではないとの見解を示している。

 マリのヘンリク・カスペルチャク(Henryk Kasperczak)監督は、「ルールを尊重しなければならないし、われわれには選択の余地もない。チームはピリピリしているし、それはギニアも同じだろう。より公平な方法を模索しなければならない」とコメントした。

 対するギニアのミシェル・デュスイエ(Michel Dussuyer)監督は、「(くじ引きで敗退することになれば)失望するだろう。だけど、それはどのチームにとっても受け入れがたいことだ」と語った。

「どのチームも敗退に値しない。マリは今大会で素晴らしいプレーを披露し、一度も負けていない。だから彼らは敗退に値しない。それはわれわれにだって言えることだ」

 グループDでは、これまでに行われた4試合すべてが1-1の引き分けに終わっており、全4チームにグループリーグ突破を決めるための抽選が実施される可能性があった。

 同日に行われたもう1試合では、マックス・グレイデル(Max Gradel)が前半に得点を挙げたコートジボワールが1-0でカメルーンに勝利し、グループDの首位で準々決勝進出を決めている。(c)AFP