【1月28日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)は27日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第6シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は6-3、7-6、6-3で19歳のニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)の快進撃を止め、ベスト4進出を決めた。

 全豪オープンで3度の準優勝を経験しているマレーは、2時間5分でキリオスを退け、準決勝では第7シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)と対戦する。

 熱狂的な地元のファンを前にしても、マレーは落ち着き払った様子で試合を展開し、オーストラリア人選手との対戦成績を11連勝に伸ばした。

 マレーはこの日、キリオスのサービスゲームを3度ブレークし、ブレークを許したのは最終セットでの1度のみだった。

 世界ランク53位のキリオスに対し、13本のサービスエースを含む48本のウイナーを決めたマレーは、ファーストサーブが入ったときに80パーセントの確率でポイントを獲得した。

 マレーのアンフォーストエラー28個に対し、キリオスは22個のフォアハンドエラーを含む38個のアンフォーストエラーを記録した。また、キリオスのファーストサーブにおけるポイント獲得率は65パーセントにとどまった。

 マレーは、「風が強くてトリッキーなコンディションだった。早めに先手を打とうと思っていたよ。ニックがどれだけ危険な選手か知っているからね」とコメントした。

「ニックのショットは強烈。彼のストライクゾーンをできるだけ外してショットを打ち込んだ。風が強い中では、スライスと低めの球が打ちづらいからね」

「今日は少し違う戦い方をしてみたけど、それがうまくいって良かった」

 全豪オープンで5度目の4強入りを果たしたマレーだが、ベルディハには4勝6敗と負け越している。(c)AFP