■経験不足が障害に

 この地域は1か月前にイスラム国から奪還されたが、その後も軍事活動が依然として活発で、当局が対処できるのより早いペースで民間人が戻ってきている。シンジャル山の北側地域の奪還後、数日間で3件の爆発があり、8人が死亡した。

 爆発物の処理にあたる専門家が足りないことに加え、イスラム国が仕掛けた爆発物の特徴が従来とは異なることも作業を遅らせている。クルド人自治区の地雷除去担当責任者は「(イスラム国)はこういった装置の設置についての高い知識と経験ある人々を有しているようだ。これらを除去するには、同様に高いレベルの英検が必要だ」と述べている。(c)AFP/Jean-Marc Mojon