【1月23日 Relaxnews】中国政府がこのほど、観光産業を盛り上げるべく国内全域の公衆トイレで、しゃがんで用を足す旧式の便器を最新式のトイレに新調する「トイレ革命」に着手した。

 中国国家観光局によると、今後3年間で全国の観光地に計3万3500個のトイレが新設される。国家観光局では、中国を訪れる観光客は2017年までに最新式の「三つ星」トイレで用を足すことができると胸を張る。さらに中国国営新華社(Xinhua)通信のウェブサイト「新華網(Xinhuanet)」は、現在使用されている化粧室のうち計2万5000室がリフォームされると伝えている。

 現在、中国各地で使用されている公衆トイレの多くは伝統的なしゃがみこむタイプだ。中には、ただ地面に穴が開いているだけというものもある。備え付けのトイレットペーパーもなく持参するのが常識だ。

 世界のトイレ事情と公衆衛生の向上に取り組む「世界トイレサミット(World Toilet Summit)」によれば、清潔なトイレは観光振興の重要要素の1つだという。(c)Relaxnews/AFPBB News