【1月23日 AFP】欧州の宝くじ「ユーロミリオンズ(Euromillions)」に当せんしたフランスの男性が、換金期間が残り3週間になるまでそれに気付かず、7300万ユーロ(約98億円)もの当せん金を危うく消滅させてしまうところだったことが分かった。宝くじを財布に入れたままにしていたことを全く忘れていたという。仏国内でこの宝くじを販売するフランス宝くじ公社(フランセーズ・デ・ジュー、Francaise des Jeux)が21日、明らかにした。

 フランス北東部に住むこの男性は、インターネットでユーロミリオンズを購入。昨年12月2日に行われた抽せんで大金を獲得したが、本人は購入後に当せん番号を確認していなかった。当せん金の請求期間は、抽せん日から2か月間となっている。

 男性はフランス宝くじ公社に対し、「1か月以上も、7300万ユーロもの価値がある当たりくじを財布に入れたまま毎日持ち歩いていることに気付かずにいたんだ。それを考えれば、まさにハッピーエンドの物語だよ」と語った。

 男性がようやく宝くじ売り場に出向いたときには、販売員たちから「お待ちしていましたよ」と声をかけられたという。(c)AFP