【1月22日 AFP】元米副大統領で気候変動問題に関する啓蒙活動を続けるアル・ゴア(Al Gore)氏が21日、スイス・ダボス(Davos)で開催中の世界経済フォーラム(World Economic ForumWEF)年次総会(ダボス会議)で、気候変動対策を要求する声を喚起することを目的に著名アーティストら100人以上が世界各地で演奏するコンサート「ライブ・アース(Live Earth)」を6月18日に開催すると発表した。

 12月に仏パリ(Paris)で開催される気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)で国際的合意を実現するよう、各国政府にいっそうの圧力をかけようと、中国、豪シドニー(Sydney)、ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)、南アフリカ・ケープタウン(Cape Town)、米ニューヨーク(New York)、パリ、そして南極大陸(Antarctica)と、全7大陸でコンサートを開催。「ハッピー(Happy)」のヒット曲で知られる米シンガー・ソングライターのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)さんが音楽監督を務める。

 イベントの製作総指揮は、2007年に東京を含む世界8か所で行われた前回の「ライブ・アース」に引き続き米プロデューサーのケビン・ウォール(Kevin Wall)氏が務める。ゴア氏は、テレビ、ラジオ、インターネットを通じて世界で20億人が視聴する一大イベントとなるだろうと語っている。(c)AFP