【 1月22日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)は21日、米ワシントン(Washington)州レドモンド(Redmond)にある本社で、次世代基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10(Windows 10)」の発表会を行い、この中で現実世界に3Dホログラムを表示させる「ウィンドウズ・ホログラフィック(Windows Holographic)」を同時に発表した。

 ウィンドウズ・ホログラフィックでは、専用のヘッドギア型端末「ホロレンズ(HoloLens)」を通じて現実世界に3D ホログラムを重ねて見ることができ、また利用者はジェスチャーで仮想物体の操作も行えるという。

 同社のサトヤ・ナデラ(Satya Nadella)最高経営責任者(CEO)は、ホロレンズを次世代の製品と位置づけた。年内に正式リリースとなるウィンドウズ10とともに登場する予定としている。

 イベントでは、ウィンドウズ・ホログラフィックのプレゼンテーションとして、自宅水回りを修理する際に作業を中断することなく「視覚的に説明」を受けることが可能になることや、仮想空間での火星の歩行および探査機の操縦が可能になることなどの使い方が紹介された。

 同社のアレックス・キップマン(Alex Kipman)氏によると、ホロレンズのさまざまな活用法を模索するため、米フェイスブック(Facebook)傘下のOculus VR社など複数の仮想現実のイノベーターらを同プロジェクトに招いたという。

 ウィンドウズ10発表後1年間は、ウィンドウズ8.1や7のユーザーを対象とした無償のアップグレードが提供されるという。(c)AFP/Glenn CHAPMAN