イラン代表、女性ファンとの「自撮り」で警告受ける
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【1月20日 AFP】サッカーイラン代表の選手は、第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)を観戦に訪れた女性ファンと「セルフィー(自分撮り)」を撮った場合、罰則を受ける可能性があるという。
イラン・イスラム共和国サッカー連盟(FFIRI)の倫理委員会は、女性ファンとの写真が「政治利用」されることを懸念しているという。
イスラム諸国では、女性が男子選手のスポーツを競技場で観戦することが禁止されているものの、オーストラリアで行われている試合には、多くの女性ファンが詰めかけている。
イラン代表の選手が女性ファンと撮影した写真がソーシャルメディア上に出回ったことを受け、FFIRIの倫理委員会は先週、選手に警告を発した。
現地紙「シャハルバンド(Shahrvand)」は、「代表選手が政治利用されることはあってはならない。彼らと写真を撮るのであれば、それを利用しないことだ。選手たちは誰とでも写真を撮って良いというわけではない。それを守らないのであれば、われわれは適切な対応を取る」という倫理委員会の発言を報じている。(c)AFP