元女王アザレンカ、うつを乗り越え決意の全豪へ
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■絵が心の安らぎに
そんなアザレンカが、安らぎを見出したのが絵画だった。ときにコートで感情を爆発させるなど、激しい性格のアザレンカにとって、絵は気持ちのはけ口となった。あるときなど、キャンバスに向き合っていたはずが、服に絵の具を塗りたくっていたこともあったという。
「ホント、おかしなことをしたものです。自分でもわけがわからなくなってたんですね。イライラして、どうでもよくて、だから手に付いた絵の具をシャツで拭いて、シャツやパンツに何でもかんでもなすりつけました」
「それで、次の日はレストランでナイキ(Nike)の人と会うことになってたんだけど、起きたら身だしなみを整える気になれなくて。そのシャツとパンツを着て出ちゃったんです。それでレストランに入ったら、ナイキの人がこう言うんですよ。『なんだいそのシャツ、すごくいかすじゃないか。どこで買ったんだ?』って」
アザレンカは、かつての栄光を取り戻すことを決意していると言い、「正直に言って、こんなにやる気になったことは、これまで生きてきたなかで一度もありません」と話した。
しかしながら全豪では、1回戦でスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)という難しい相手と当たることが決まっている。タイトルを獲得した2013年大会で、アザレンカは準決勝でスティーブンスを下しているが、途中で長いメディカルタイムアウトを取り、相手の猛烈な追い上げに水を差したことが物議を醸した。
この行動はスポーツマンシップを欠くとして非難され、オーストラリアの観客はその後、彼女に対して厳しい反応を見せるようになった。アザレンカは先週、今年の大会ではやじを飛ばすのをやめてくれたらうれしいと話している。
「私にどうこうできることではないけど、もしそうされたら悲しい」
(c)AFP/Neil SANDS