■ダービーで2得点のトーレス「とても嬉しい」

 マリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)の体調不良がなければ、先発から外れていた可能性があるトーレスだが、この試合では復帰後最大のインパクトを残した。

 2001年から2007年にかけて、アトレティコでリーグ戦通算82得点を記録したトーレスは、イングランド・プレミアリーグのリバプールFC(Liverpool FC)やチェルシー(Chelsea)などを経て、今冬から期限付きでアトレティコに復帰している。

 トーレスはテレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)に対し、「とてもうれしい。第1戦の結果があったから、うちとしては楽な気持ちで試合に入るべきだったし、いきなりのゴールで望み通りの展開になった」と話した。

「今回に関しては、危ないと思うことはなかった。あせる必要はなかったよ」

 アトレティコは開始わずか46秒、左サイドを突破したグリエスマンの折り返しをトーレスが合わせ、ロナウドが試合前にお披露目したバロンドールのトロフィーに沸いていた満員の観客を黙らせた。

 これで準々決勝に勝ち進むためには4得点が必要になったレアルは、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)らがゴールに迫ると、前半20分にトニ・クロース(Toni Kroos)のFKをラモスが頭で合わせ、同点に追いついた。

 しかしアトレティコも、ロナウドのシュートをゴールライン目前で防ぐなどし、勝ち越しを許さずにハーフタイムを迎えると、驚いたことに後半も開始1分で勝ち越しに成功した。

 ラモスの軽率なパスをカットしたグリエスマンのスルーパスから、トーレスがペペ(Pepe)を切り返しでかわし、この日2得点目となるゴールを決めた。

 トーレスはこの直後にハットトリックのチャンスもあったが、これをものにできず、その後アルダ・トゥラン(Arda Turan)との交代でピッチを退いている。

 レアルも後半9分、ベイルのクロスにロナウドが頭から飛び込み、試合を振り出しに戻したが、反撃もそこまでだった。(c)AFP/Kieran CANNING