【1月15日 MODE PRESS】トム・フォードが、「グッチ(Gucci)」のデザイナーに復帰するという噂が一部で囁かれている。その真偽のほどは不明だが、1994年から2004年まで同ブランドのクリエイティブ・ディレクターを務めていたトムは、「グッチ」の親会社であるPP(現ケリング、Kering)との対立によりブランドを去った。しかし、在職中には業績を大幅に回復させ、高い信頼を得た経緯もある。

 一方で、先日ブランドを去った元クリエイティブ・ディレクター、フリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)の片腕として働き、現在はヘッド・アクセサリー・デザイナーを務めるアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)の名前も後任候補に挙がっている。情報筋は以前、「ミケーレはグッチ内部のことに精通しています。グッチのようなブランドでは、クリエイティビティ同様、最先端の科学や技術に頼る部分も非常に大きいです。マーケティングがものをいう世界では、クリエイティビティはあるポイントまでしか通用しません。外部からデザイナーを呼べば、ブランドの魅力は増すかもしれませんが、長期的な視点でみれば、内部のデザイナーの方がブランドにとってプラスになる可能性が高いのです」とコメントしていた。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS