【1月20日 AFP】インドのコングロマリット(複合企業)アダニ・グループ(Adani Group)と太陽光発電大手のサンエジソン(SunEdison)は今月、インド国内に同国最大の太陽光パネル工場を建設する40億ドル(約4700億円)規模のプロジェクトで合意したと発表した。

 工場建設地は西部グジャラート(Gujarat)州ムンドラ(Mundra)で、3~4年後の完成を見込んでいる。ムンドラにはアダニ・グループが保有する国内最大の専用港がある。

 プロジェクトによる雇用創出は2万人を超える見通しで、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相がインドを世界製造業のハブとすべく提唱する「メーク・イン・インディア(Make in India、インドでつくろう)」を前進させるプロジェクトとなる。

 インドでは停電が日常茶飯事で、電力不足の解消が同国の経済成長の鍵とされている。現在は電力の60%以上を石炭火力発電に頼っているが、炭鉱と輸送網の効率が悪いため石炭の供給は当てにならないこともある。(c)AFP