【1月12日 AFP】男子テニス、チェンナイ・オープン(Chennai Open 2015)は11日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は6-3、6-4でスロベニアのアリャス・ベデネ(Aljaz Bedene)を下し、2年連続3度目の優勝を果たした。ワウリンカは、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)での連覇達成にはずみをつけた。

 賞金総額5500万円の今大会でトップシードのワウリンカは、わずか1時間9分で決勝を制し、SDATテニススタジアム(SDAT Tennis Stadium)に訪れた4000人あまりの観客を沸かせた。

 第6ゲームをブレークし30分で第1セットを先取したワウリンカは、第2セットでもベデネのダブルフォールトに助けられ、第7ゲームでブレークを奪った。

 この結果、ワウリンカは賞金約880万円と250ポイントを獲得。しかし、何よりも大きな収穫は、19日に開幕する全豪オープンに向けて最高の準備ができたことだろう。

 29歳のワウリンカは、今大会をすべてストレートで勝ち上がり、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2014)優勝からの勢いを維持した。

 ワウリンカは昨年、チェンナイ(Chennai)でトロフィーを掲げた数週間後に出場した全豪オープンで、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を破り初優勝を果たした。(c)AFP