【1月12日 AFP】第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)は12日、グループDの試合が行われ、日本は4-0でパレスチナに勝利した。

 王者の日本は大会初戦で完勝を記録し、5度目の優勝に向けて完璧なスタートを切った。

 前回大会で最多4度目となる優勝を飾った日本は、大会初出場のパレスチナを相手に試合開始わずか8分で先制した。

 代表戦149試合目の出場となった遠藤保仁(Yasuhito Endo)が鋭く低いシュートをゴール隅に蹴り込み、代表通算得点を15とした。

 日本は同25分、ドイツ・ブンデスリーガ1部のマインツ05(Mainz 05)で好調の岡崎慎司(Shinji Okazaki)が、香川真司(Shinji Kagawa)が放った枠を外れたかに見えたボレーシュートに鋭く反応して頭でコースを変え、追加点を挙げた。

 さらに日本はハーフタイム直前に本田圭佑(Keisuke Honda)がPKから3点目を決めると、後半開始4分には吉田麻也(Maya Yoshida)がチーム4点目を決め、この後の大量得点を期待させた。

 しかし、2011年に率いていたレアル・サラゴサ(Real Zaragoza)での八百長問題がささやかれるハビエル・アギーレ(Javier Aguirre)監督は、グループリーグの残り2試合となるイラク戦とヨルダン戦を見据えて選手を交代し、チームはペースを落とした。

 吉田を中心とした守備陣はパレスチナの攻撃陣をしっかり抑えこんだが、アギーレ監督は終盤にかけて集中力の落ちた選手に対し、タッチラインから大きな声で指示を出していた。(c)AFP