【1月11日 Relaxnews】欧州で若者向け格安宿泊施設を展開する英ジェネレーター・ホステルズ(Generator Hostels)は来月、仏パリ(Paris)有数の流行最先端エリアである10区(10th arrondissement)に、スタイリッシュなゲストハウス「ジェネレーター・パリ(Generator Paris)」をオープンする。サンマルタン運河(Canal Saint-Martin)に近く、東にはビュット・ショーモン公園(Parc des Buttes-Chaumont)がある立地で、ベッド数は950と現時点で同社最大の宿泊施設となる。

 ジェネレーターのゲストハウスは、セント・クリストファーズ・インビレッジ(St Christopher's Inn-Village)やクリンク(Clink)、セーフステイ(Safestay)といった同業他社と同様、かつてこの手の宿泊施設に付き物だった刑務所のようなベッドや汚いシャワー室を一新し、都会的なデザインとスタイルに敏感な作りをアピールしている。こうしたゲストハウスは、「posh(高級)」と宿泊施設を意味する「hostel」を合わせた「ポッシュテル(poshtel)」という造語で呼ばれている。

 今回オープンするジェネレーター・パリは、放置されていたオフィスビルをゲストハウスに改装したもので、ドミトリーから個室、豪華なペントハウスまでさまざまな客室を用意し、共有スペースにはカフェやラウンジ、地下階のバーを設ける。10区には流行に敏感でクリエーティブなタイプの若者に人気のカフェやギャラリー、バー、レストランがひしめいているため、ジェネレーター・パリの立地もターゲット層に訴求すると見込まれている。

 ジェネレーター・パリは、英ロンドン(London)発の高速鉄道ユーロスター(Eurostar)が停車するパリ北駅(Gare du Nord)から徒歩約15分。宿泊は2月1日から可能で予約の受け付けは既に始まっている。宿泊料金はドミトリーが1人1泊25ユーロ(約3500円)から、個室のツインルームは同49ユーロ(約6900円)からとなっている。

 ジェネレーターの既存宿泊施設はロンドンとダブリン(Dublin)、コペンハーゲン(Copenhagen)、ベルリン(Berlin)、ハンブルク(Hamburg)、ベネチア(Venice)、バルセロナ(Barcelona)にあり、年内にはパリのほかにもローマ(Rome)とアムステルダム(Amsterdam)にオープンする予定。(c)Relaxnews/AFPBB News