【1月11日 AFP】第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)は10日、グループBの試合が行われ、ウズベキスタンが1-0で北朝鮮に勝利した。

 前回大会ベスト4のウズベキスタンは、試合終盤にGKイグナティ・ネストロフ(Ignatiy Nesterov)が好セーブをみせ、北朝鮮から勝ち点を落とさずに済んだ。

 この試合でプレーする場面がほとんどなかったネストロフだったが、最後まで集中力を切らすことなく、終了間際には朴光龍(Pak Kwang-Ryong、パク・グァンリョン)が放った強烈なヘディングシュートをセーブした。

 ウズベキスタンは後半17分、マン・オブ・ザ・マッチに選出されたイゴール・セルゲエフ(Igor Sergeev)が記録したこの試合唯一の得点で勝利を収めた。

 ウズベキスタンではまた、アジア年間最優秀選手に2度輝いているセルヴェル・ジェパロフ(Server Djeparov)が得点をアシストしており、グループリーグ以降の戦いを見据えた準備ができているようにみえた。

 ウズベキスタンのミルジャラル・カシモフ(Mirdjalal Kasimov)監督は試合後、「GKに感謝したい。あれはビッグセーブだった」と語った。

「だけど、チーム全体で手にした勝利だ。私はすべての選手に満足している」

 一方、北朝鮮のチョ・ドンソプ(Jo Tong-Sop)監督は、試合終了間際の決定的な場面を振り返り、「本当に不運だった。しかし、結果は結果だ」とコメントしている。

「今日よりたくさんの攻撃を仕掛け、良いチャンスを作ることができれば、われわれにも可能性はある」

 この結果、4強入りを果たした1980年大会以来のグループリーグ突破を目指す北朝鮮の希望が後退した一方で、ウズベキスタンは4大会連続となるグループリーグ突破に向けて大きく前進した。(c)AFP