一般人が撮影した動画には、男らがぞっとするような冷静さで殺人に及ぶ様子が写されている。体の前に銃を構えて大股で歩きながら、標的を探して通りを見回すと、負傷して舗道に横たわる警官を見つけ、手を上げて身を守ろうとする警官を、頭部に銃弾を撃ち込む「処刑スタイル」でひるむことなく殺害した。男は引き金を引く前に「俺を殺そうとしたな」と叫んでいた。

 男2人はその後、再び周りを見回すと、駐車していた逃走用の車にゆっくりと向かった。助手席側の男は、地面に落ちた銃とみられるものを拾ってから急いで車に乗り込んだ。同社の近くに居合わせた人たちが冷静さと勇気をもって撮影した動画や写真には、男2人が通りを歩いてくるのに気づいた様子で駐車中の車の間にしゃがみこんで身を隠す歩行者の姿も捉えられていた。

 男らは、整然と襲撃を実行した時のと同じ冷静さを保ったまま、車で走り去った。車はその後まもなく、1台のフォルクスワーゲンと激しく衝突。衝突された車の運転手が負傷した。男らはそのまま逃走を続けたが、車の損傷が激しかったためポルト・ドパンタン(Porte de Pantin)で乗り捨てると、別の車を奪ってパリ北方へと逃走した。

 当局は、冷酷で計算された犯行の手口から、男らが高度な訓練を受けていたことが示唆されると指摘している。(c)AFP