【1月6日 Relaxnews】2015年にウィメンズウエアで流行するのは?Relaxnewsがトレンドを予想する。

■ネット上でホットな「スポーティー」

 インターネット上で2大トレンドとなった「ヘルスゴス(Health Goth)」と「ノームコア(Normcore)」が、昨年末には熱狂的な大ブームに。この傾向は今年も続くが、新たな潮流としてスポーツウエアには若干のひねりが加えられ、老舗のストリートブランドが再び流行しそうな気配がある。

 最注目のブランド名を挙げるのは難しいが、「フード・バイ・エアー(Hood by Air)」のシェーン・オリバー(Shayne Oliver)と、ロンドンに拠点を置くナジール・マザー(Nasir Mazhar)の2名はチェックしておくべきだ。スポーティーなヘルスゴススタイルを確立したのはリック・オウエンス(Rick Owens)だが、インターネットから多様な影響を受けたシェーンとナジールのルックは、都会の厳しい環境に適応できる世慣れた格好でありながら、高級感も漂わせている。

■「レトロマニア・ミックス」

 15年春夏コレクションのランウェイは60~70年代のテイスト満載で、こういった服が今後数か月のうちに店頭に並ぶようになるはずだ。上半期は、「アナ スイ(Anna Sui)」や「アルベルタ・フェレッティ(Alberta Ferretti)」、「トリー バーチ(Tory Burch)」、「ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)」らが独自に表現するロックかつヒッピーな世界観とともに、ボヘミアンスタイルが復興しそうだ。

 また「ジャスト・カヴァリ(Just Cavalli)」と「プッチ(Pucci)」はサイケデリックプリントとベルボトムジーンズの組み合わせを復活させた。15年プレフォールコレクションではフレアパンツが定着した感があり、このトレンドは続くとみられる。

■広告ビジュアルで「イメージ一新」

「ジバンシィ(Givenchy)」のジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)や「ヴェルサーチ(Versace)」のマドンナ(Madonna)に見られるように、高級ブランドの広告キャンペーンが(従来通りではあるが)トレンドをけん引している。今年は女性たちがこれまで以上に自由に自分のスタイルを再構築する年になりそうだ。過去数シーズンは美容業界で熟年女性を広告に起用するブランドが相次いだが(「ナーズ(Nars)」のシャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling)や「マーク・ジェイコブス・ビューティー(Marc Jacobs Beauty)」のジェシカ・ラング(Jessica Lange)など)、今年はベテランのハリウッド女優や有名ミュージシャンを起用し、先鋭的なルックを披露するブランドが増えそうだ。これは「ジバンシィ」のクリエーティブ・ディレクターを務めるリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)が、新キャンペーンでジュリアのトレードマークのビッグスマイルを封印したことにも表れている。新広告のジュリアはヘアもメイクも控えめで、かっちりしたテーラリングの服で登場し、我々の心を見事に掴んだ。(c)Relaxnews/AFPBB News