【1月6日 AFP】ダカールラリー2015(Dakar Rally 2015)は5日、第2ステージが行われ、四輪部門ではミニ(MINI)のナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)が雪辱のステージ優勝を果たし、総合でも首位に立った。

 アルアティアは、4日に行われた第1ステージでもトップでフィニッシュしたものの、時速50キロの制限区間を時速68キロで走行したとして2分間のペナルティーを受け、7位まで順位を落としていた。

 しかしこの日、2011年大会(Dakar Rally 2011)覇者のアルアティアは、ビジャカルロスパス(Villa Carlos Paz)からサンフアン(San Juan)までの518キロのステージで、2位に入ったトヨタ(Toyota)のジニエル・ドヴィリエ(Giniel de Villiers、南アフリカ)に8分30秒の差をつける見事なドライビングテクニックをみせつけた。

 トヨタのベルンハルト・テン・ブリンケ(Bernhard Ten Brinke、オランダ)は、トップに10分以上遅れて3位に入り、総合順位でも、チームメートのドヴィリエと共にトップを狙う位置につけている。

 プジョー(Peugeot)のベテラン勢は、共に総合優勝経験者のカルロス・サインツ(Carlos Sainz、スペイン)とステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)が2日連続で苦戦を強いられ、首位から大幅に遅れてのフィニッシュとなってしまった。

 一方、前回覇者であるミニのホアン・ナニ・ロマ(Joan Nani Roma、スペイン)は、初日にマシンを故障させて6時間以上も遅れ、すでに優勝争いからは脱落している。

 二輪部門では、第2ステージを制したホンダ(Honda)のホアン・バレダ・ボート(Joan Barreda Bort、スペイン)が、総合でも首位に浮上した。

 ボートに続き、2位には6分13秒遅れで同じホンダのパウロ・ゴンサルベス(Paulo Goncalves、ポルトガル)、3位には9分16秒遅れでKTMのルーベン・ファリア(Ruben Faria、ポルトガル)が入った。(c)AFP