【12月29日 AFP】(一部更新)乗客乗員162人を乗せてインドネシアのスラバヤ(Surabaya)からシンガポールへ向かう途中で消息を絶ったエアアジア(AirAsia)機について、インドネシア当局の捜索責任者は29日、機体は海底に沈んでいる可能性が高いとの見解を示した。

 記者会見で、この捜索責任者は「われわれが得た座標と、墜落地点が海上だとの推定から、機体は海底にあることが推測される」と説明した上で、「これは初期の推定結果であって、捜索を続ける中で変わる可能性もある」と述べた。

 インドネシア当局は海底からの機体の回収に必要な潜水艇などの装備を所有していないため、捜索協力を申し出た英国やフランス、米国から借りる方向で調整中という。

 行方が分からなくなっているのはエアアジアのエアバス(Airbus)A320-200型機で、28日、悪天候のため航路変更の許可を求めた後に消息を絶った。マレーシアの航空会社の航空機が消息を絶ったのは今年3度目。(c)AFP