【12月26日 MODE PRESS】28歳で初めて英誌『ヴォーグ(Vogue)』の表紙を飾って以来、ファッション界で一躍有名になった現在62歳の女優、イザベラ・ロッセリーニ(Isabella Rossellini)は、美容業界の広告塔に起用されるのは今やモデルよりも女優の方が多く、それは消費者らの間に広がっている「セレブをもてはやす風潮」のせいだと語った。

「キャンペーンに起用されているのは、モデルよりも女優の方が多いですよね。今はセレブがもてはやされる風潮がありますから」とイザベラ。

 40代になるまで14年間、仏美容大手「ランコム(Lancome)」の広告塔に起用され続けたイザベラは、企業がより重宝するのは、モデルよりも長く仕事を続けられる女優の方なのだろうと分析している。

「映画のヒット作に出演していれば、38~40歳でも広告塔の仕事は来ます。彼女たちは有名だから息が長いんですね。一方大半のモデルは30歳未満で仕事を始めても、35歳を超えればもう終わりです」

 また、自分が初めてモデルとしての仕事を始めた時に、年齢による差別がファッション界にまん延していることに気が付いてショックを受けたと告白している。「『ヴォーグ』の表紙を2~3回任された後、突然仕事が爆発的に増えたんです。でも当時は、ファッション業界にこんなに年齢による差別が蔓延しているなんて知りませんでした。最初は誰も私に年齢なんか聞きませんでしたが、しばらくして年が分かるとぎょっとしていました」(c)Bang Showbiz/MODE PRESS