【12月26日 AFP】スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)とマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)が、それぞれ全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)と全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)を制し、新勢力が台頭するかに見えた男子テニス界だが、最後はやはりノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が活躍した。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)で四大大会(グランドスラム)7つ目のタイトルを手にしたジョコビッチは、ここ4年で3度目の年間王者に輝いた。

 27歳のジョコビッチは、2014シーズンを61勝8敗という驚異の成績で終え、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2014)では連覇を果たした。

 また、ジョコビッチは長年の恋人と結婚すると、父親になる一大イベントを迎え、最後はフェデラーやセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)と共に、インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ(International Premier Tennis LeagueIPTL)に出場した。

 来年34歳になるフェデラーや、故障明けのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)といったライバルのことを考えると、2015シーズンもジョコビッチがツアーをけん引することは間違いないだろう。

 全仏オープンテニス(French Open 2014)決勝で、再びナダルに敗れタイトルを逃したジョコビッチは、来年こそキャリアグランドスラムの達成を目指している。

「ローラン・ギャロス(全仏オープン)は大きな目標の一つ」というジョコビッチは、これまで全豪で4度、ウィンブルドンで2度、そして全米で1度の戴冠を果たしている。