【12月25日 Relaxnews】5階分の屋内に生い茂る樹木やシダ、世界で最も高い屋内滝、そして散策用の道や庭園──。これらは、シンガポール・チャンギ国際空港(Changi Airport)に建設予定のドーム形施設「ジュエル・チャンギ・エアポート(Jewel Changi Airport)」の設備のほんの一部だ。

 今月着工したこのプロジェクトはチャンギ空港の屋外駐車場だった場所に、地上・地下各5フロアの計10フロア、延床面積13万4000平方メートルに商業施設や旅行レジャー施設などが入居する巨大複合施設を建設するというもの。同施設の建設により、空港が受け入れ可能な年間旅客数を2400万人に増加させる計画だ。

 フォレスト・バレー・アンド・ゲートウェイ・ガーデンズ(Forest Valley and Gateway Gardens)と呼ばれる2万2000平方メートルの屋内の庭園には、さまざまな植物や樹木が植えられ、滝や遊歩道が設置される。施設の中央には、高さ40メートルから流れ落ちる世界最大の屋内滝「レイン・ボーテックス(Rain Vortex)」が設置される。ここでは夜になると、音と光のショーが行われるという。施設には全130客室を備えたヨーテル(Yotel)のホテルも入居する。

 ジュエルは2018年に完工予定だ。(c)Relaxnews/AFPBB News