【12月25日 AFP】米SNS大手フェイスブック(Facebook)は24日、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)と動画配信で提携したことを発表した。

 フェイスブックはAFPに対し、「小規模で行われる動画広告のテストです。フェイスブック上の共同ブランド広告に、一般の人々や出版関係者、広告主がどう反応するか評価します」とメールで回答した。

 同社は詳細を明かさなかったものの、米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)は、直近の試合のハイライトや競技のニュース、最新情報などを配信していく予定だと報じている。

 フェイスブックのユーザーはより質の高い映像を求めており、同社は動画配信により収益機会を増やしたいと考えている。

 広告主は、NFLの動画の下にバナーを掲載したり、クリップの最後に短いコマーシャルを流したりすることができる。

 NFLとの提携は、長年テレビ業界が独占してきた広告収入を新たなビジネスチャンスととらえるフェイスブックの試みの一つにすぎず、世界中に約13億5000万人の会員がいる同社は、「高画質・高音質で滑らかな動画を多くの視聴者に配信したいと考える広告主に向け」、3月からプレミアムビデオ広告の提供を開始している。(c)AFP