【12月23日 AFP】ベルギーのシャルル・ミシェル(Charles Michel)首相(38)が22日に同国南部ナミュール(Namur)で行った演説で、政府の緊縮政策に反対する女性権利団体「FEMEN」の元メンバーらが首相にフライドポテトを投げつけ、マヨネーズをかける騒動があった。

 複数のメディアが報じたところによると、ミシェル首相が演説を始めたところ、FEMENの元メンバーの女4人が「ミシェルを追い出せ、緊縮を追い出せ」と叫び声を上げながら、首相にフライドポテトを投げつけた。

 フライドポテトはベルギー名物料理の一つで、たっぷりのマヨネーズが添えられることが多い。FEMENのメンバーは通常トップレスで抗議活動を行うが、女らはマスクと衣服を身に着けていた。スーツがマヨネーズまみれとなったミシェル首相が見つめる中、女らは直ちに警備員に取り押さえられた。

 ミシェル首相はその後、自分が「マヨネーズ臭い」ことを詫びた上で演説を再開した。(c)AFP