【12月23日 AFP】2014-15アルペンスキーW杯は22日、イタリアのマドンナ・ディ・カンピーリオ(Madonna di Campiglio)で男子回転の第3戦が行われ、フェリックス・ノイロイター(Felix Neureuther、ドイツ)がW杯通算10勝目を挙げた。

 過去2シーズンの男子回転で年間2位となっている30歳のノイロイターは、2本合計タイム1分40秒57を記録した。

 0.82秒差の2位には同じドイツのフリッツ・ドッパー(Fritz Dopfer)が続き、0.86秒差の3位にはスウェーデンのイェンス・ビックマーク(Jens Byggmark)が入った。

 W杯総合3連覇中のマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)は7位に終わり、総合争いでは首位チェーティル・ヤンスルード(Kjetil Jansrud、ノルウェー)に次ぐ2位の座を維持している。

 回転でW杯通算6勝を記録しているクリスチャン・ノイロイター(Christian Neureuther)氏を父に持ち、母も1976年冬季五輪の滑降と回転で金メダル、大回転でも銀メダルを獲得した元スキー選手のノイロイターは、1本目で3位につけると、2本目では表面が荒れ始めていたコースをものともせず、卓越した滑りで攻略してみせた。

 ノイロイターは今回の勝利でヒルシャーを抜き、回転部門の総合首位に浮上している。(c)AFP