【12月23日 AFP】サッカーイタリア・スーパーカップ(Italian Super Cup 2014)は22日、カタールのドーハ(Doha)で行われ、ナポリ(SSC Napoli)が2-2で迎えたユベントス(Juventus)とのPK戦を6-5で制し、通算2度目の優勝を飾った。

 イタリア・セリエA王者とイタリア杯(Italian Cup 2013-14)王者が戦う今大会は、8月に開催が予定されていたが、ナポリが出場した欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)のプレーオフの日程に対応するため、12月に延期されていた。

 試合はユベントスが開始早々にカルロス・テベス(Carlos Tevez)のゴールで先制したものの、ナポリは後半23分にゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)のゴールで同点に追いついた。

 アルゼンチン代表のテベスとイグアインは、延長戦でもそれぞれ得点を記録し、試合は同点のままPK戦に突入した。

 迎えたPK戦、先行のナポリは1人目ジョルジーニョ(Jorge Luiz Frello Filho ’Jorginho’ )がユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)に止められたものの、後攻のユベントスはテベスのシュートがポストに嫌われた。

 その後、PK戦は4-4まで進んでサドンデスに突入し、ナポリのワルテル・ガルガノ(Walter Gargano)、ユベントスのレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)がそれぞれ成功すると、ナポリはドリース・メルテンス(Dries Mertens)がブッフォンに止められ、ユベントスが勝利に王手をかけた。

 しかし、ユベントスはジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)のシュートがナポリのGKラファエウ・カブラル・バルボサ(Rafael Cabral Barbosa)に止められ、タイトル獲得のチャンスを逃すと、その後も両チームはホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)、ロベルト・ペレイラ(Roberto Pereyra)が失敗した。

 そしてナポリはカリドゥ・クリバリ(Kalidou Koulibaly)がシュートを決め、ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)を擁した1990年に果たして以来となるスーパーカップ制覇に王手をかけると、最後はラファエウがユベントスのシモーネ・パドイン(Simone Padoin)を止めてタイトルを手にした。(c)AFP