■日本と同様にポスティング制度を採用か

 米国とキューバの国交正常化により、危険な亡命は過去のものになるかもしれないが、キューバ人選手は外国人枠の問題に縛られることになる。また、キューバ国内リーグも、実力ある選手の集団流出には消極的になるとみられる。

 キューバ側は、日本プロ野球と同様のポスティング制度でMLBと合意する可能性もある。このポスティング制度で日本側は、選手がMLBに移籍した場合に上限で2000万ドル(約24億円)を受け取ることになる。

 ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)のラリー・ルキーノ(Larry Lucchino)球団社長はボストン・ヘラルド(Boston Herald)紙に対し、「バラク・オバマ(Barack Obama)大統領の国交正常化策が、両国にとっても、両国の野球界にとっても良質で、実りあるものになることを期待している。エキサイティングな進展だ」とコメントしている。

 16歳という年齢で米国にやってきたシンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)に所属するブライアン・ペーニャ(Brayan Pena)は、米国でのキャリアを追いかける決断をして家族と離ればなれになったキューバ人選手や一般の人々への思いから、感傷的な反応を見せた。

「ようやくキューバの人々のこと、私たちの家族のこと、この国に住む亡命してきたキューバ人のことを考えてくれたキューバ政府、米国政府、そしてオバマ大統領に心から感謝する。とっても幸せだ」

(c)AFP