【12月18日 AFP】サッカー元フランス代表でギリシャ1部リーグのオリンピアコス(Olympiacos)に所属するエリック・アビダル(Eric Abidal)が、17日に行われたパニオニオス(Panionios)との試合を最後に現役生活に終止符を打った。

 肝移植から奇跡的にプレーに復帰したアビダルが、35歳で現役生活に幕を下ろすことになった。

 アビダルは19日に記者会見を行い、公式に引退を発表する予定だが、オリンピアコスを率いるミチェル(Jose Miguel Gonzalez Martin del Campo "Michel")監督は、これが最後の試合だと明言している。

 ミチェル監督はノヴァTV(Nova TV)に対し、アビダルは「2か月前にオリンピアコスを離れることを決めていた」と話した。

「今シーズンここまで、彼の監督を務められたことを誇りに思う。個人的な決断は、ピッチ上の決断に勝る」

 この日、カライスカキス・スタジアム(Karaiskakis Stadium)に集まった観客は5000人と寂しかったが、アビダルは90分フル出場を果たし、チームもコスタス・ミトログルー(Kostas Mitroglou)の2得点で2-0の勝利を収め、アビダルの引退に花を添えた。

 今夏にオリンピアコスと2年の契約を結んだアビダルだが、ここ3か月はシーズン途中で退団し、以前所属したFCバルセロナ(FC Barcelona)で下部組織の指導者に転身するとの報道がたびたび出ていた。

 バルセロナで6シーズンを過ごしたアビダルは、2011年3月に腫瘍が見つかり、1度目の手術を受けたが、驚異的なスピードでプレーに復帰すると、2か月後の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2010-11)決勝、チームが3-1で勝利したマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦にも出場した。

 ところが、1度目の手術から1年後には肝移植の手術を受け、その後に復帰を果たしたものの、クラブから現役選手としての契約更新の話はなく、2013年にバルセロナを退団していた。

 フランス代表としては67キャップを刻み、2006年のW杯ドイツ大会では1試合を除く全試合に出場。決勝ではPK戦の末にイタリアに敗れたものの、フランスの決勝進出に貢献した。

 昨季はフランス・リーグ1のモナコ(AS Monaco)でプレーし、今季からオリンピアコスへ移籍していた。(c)AFP