「タンタンの冒険」表紙絵などコミック関連作品、ベルギー・仏競売で高額落札
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【12月15日 AFP】ベルギーの漫画作家エルジェ(Herge)が手掛けた「タンタンの冒険(Tintin)」シリーズの1939年制作の希少な原画が14日、ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)と仏パリ(Paris)で同時開催されたオークションで競売にかけられ、53万9880ユーロ(約8000万円)で落札された。
主催者発表によると、今回のオークションではこのエルジェのスケッチを含むベルギーとフランスのコミック関連の作品が多数競売にかけられ、落札総額は当初の評価予想を上回る189万ユーロ(約2億8000万円)に達したという。
1939年に墨とクレヨンで描かれたこのスケッチは、ベルギーの子ども向け週間新聞「プチ20世紀(Le Petit Vingtieme)」の表紙絵として制作されたもの。当初の落札予想価格の35万~40万ユーロ(約5200万~5900万円)を大きく上回り、同新聞で刊行されたエルジェ作の表紙絵としては世界最高額となった。
同作品の落札者は、ブリュッセルにあるベルギー競売会社ミロン(Millon)に電話で入札を行い落札したという。落札者の詳細は明らかにされていない。
2国の首都で同時開催された今回の競売では、出品された全101作品のうち、計86作品が収集家や個人投資家によって落札されている。
5月にパリで行われた競売では、「タンタンの冒険」主人公の少年タンタンと飼い犬「スノーウィ」を描いた、1937年制作の見開き2ページの手書きイラストが、265万ユーロ(約3億6500万円、当時)で落札され、漫画・アニメ関連市場では過去最高の落札額となった。同市場では近年、取引価格が約10倍に高騰している。(c)AFP