【12月12日 AFP】第72回ゴールデン・グローブ(Golden Globe)賞の各候補が11日、米ビバリーヒルズ(Beverly Hills)で発表され、映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡、Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance))』が、作品賞(ミュージカル・コメディー)、主演男優賞、監督賞など最多7部門でノミネートされた。

『6才のボクが、大人になるまで。(Boyhood)』と『イミテーション・ゲーム(The Imitation Game)』はともに5部門にノミネートされた。また、俳優ではジュリアン・ムーア(Julianne Moore)とビル・マーレイ(Bill Murray)が2部門でノミネートされ、テレビドラマ部門では『FARGO/ファーゴ(Fargo)』が最多5部門でノミネートされた。

 クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)監督の『アメリカン・スナイパー(American Sniper)』、アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)監督の『アンブロークン(原題、Unbroken)』はノミネートを逃し、クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan)監督の『インターステラー(Interstellar)』は作曲賞へのノミネートだけだった。

 俳優では『ミスター・ターナー(原題、Mr Turner)』でのノミネートが期待されていたティモシー・スポール(Timothy Spall)、『ワイルド(原題、Wild)』で評価されたローラ・ダーン(Laura Dern)らがノミネートを逃した。

 授賞式は来年1月11日にビバリーヒルズで開催される。

 映画部門のノミネートは以下の通り。

<作品賞(ドラマ)>
- 『6才のボクが、大人になるまで。』
- 『フォックスキャッチャー(Foxcatcher)』
- 『イミテーション・ゲーム』
- 『セルマ(原題、Selma)』
- 『博士と彼女のセオリー(The Theory of Everything)』

<主演男優賞(ドラマ)>
- エディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)--『博士と彼女のセオリー』
- スティーヴ・カレル(Steve Carell)--『フォックスキャッチャー』
- ベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)--『イミテーション・ゲーム』
- デヴィッド・オイェロウォ(David Oyelowo)--『セルマ』
- ジェイク・ギレンホール(Jake Gyllenhaal)--『ナイトクローラー(原題、Nightcrawler)』

<主演女優賞(ドラマ)>
- ジュリアン・ムーア--『アリスのままで(Still Alice)』
- ロザムンド・パイク(Rosamund Pike)--『ゴーン・ガール(Gone Girl)』
- リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)--『ワイルド』
- フェリシティ・ジョーンズ(Felicity Jones)--『博士と彼女のセオリー』
- ジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston)--『ケーキ(原題、Cake)』

<作品賞(ミュージカル・コメディー)>
- 『イントゥ・ザ・ウッズ(Into The Woods)』
- 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
- 『グランド・ブダペスト・ホテル(The Grand Budapest Hotel)』
- 『セント・ビンセント(原題、St. Vincent)』
- 『プライド(原題、Pride)』

<主演男優賞(ミュージカル・コメディー)>
- マイケル・キートン(Michael Keaton)--『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
- ビル・マーレイ--『セント・ビンセント』
- レイフ・ファインズ(Ralph Fiennes)--『グランド・ブダペスト・ホテル』
- クリストフ・ヴァルツ(Christoph Waltz)--『ビッグ・アイズ(Big Eyes
- ホアキン・フェニックス(Joaquin Phoenix)--『インヘレント・バイス(原題、Inherent Vice)』

<主演女優賞(ミュージカル・コメディー)>
- ジュリアン・ムーア--『マップ・トゥ・ザ・スターズ(Maps To The Stars)』
- エイミー・アダムス(Amy Adams)--『ビッグ・アイズ)』
- エミリー・ブラント(Emily Blunt)--『イントゥ・ザ・ウッズ』
- ヘレン・ミレン(Helen Mirren)--『マダム・マロリーと魔法のスパイス(The Hundred Foot Journey)』
- クヮヴェンジャネ・ウォレス(Quvenzhané Wallis)--『ANNIE/アニー(Annie)』

<監督賞>
- エヴァ・デュヴルネ(Ava DuVernay)--『セルマ』
- ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)--『グランド・ブダペスト・ホテル』
- アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(Alejandro González Iñárritu)--『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
- デヴィッド・フィンチャー(David Fincher)--『ゴーン・ガール』
- リチャード・リンクレイター(Richard Linklater)--『6才のボクが、大人になるまで。』

<助演男優賞>
- イーサン・ホーク(Ethan Hawke)--『6才のボクが、大人になるまで。』
- ロバート・デュヴァル(Robert Duvall)--『ジャッジ 裁かれる判事(The Judge)』
- エドワード・ノートン(Edward Norton)--『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
- J・K・シモンズ(J. K. Simmons)--『ウィップラッシュ(原題、Whiplash)』
- マーク・ラファロ(Mark Ruffalo)--『フォックスキャッチャー』

<助演女優賞>
- ジェシカ・チャステイン(Jessica Chastain)--『ア・モースト・バイオレント・イヤー(原題、A Most Violent Year)』
- キーラ・ナイトレイ(Keira Knightley)--『イミテーション・ゲーム』
- パトリシア・アークエット(Patricia Arquette)--『6才のボクが、大人になるまで。』
- メリル・ストリープ(Meryl Streep)--『イントゥ・ザ・ウッズ』
- エマ・ストーン(Emma Stone)--『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

<外国語映画賞>
- 『イーダ(原題、Ida)』(ポーランド)
- 『ツーリスト(原題、Turist)』(スウェーデン)
- 『ゲット(原題、Gett)』(イスラエル)
- 『Manderiinid(原題)』(エストニア)
- 『リバイアサン(原題、Leviathan)』(ロシア)

<脚本賞>
- 『グランド・ブダペスト・ホテル』
- 『ゴーン・ガール』
- 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
- 『6才のボクが、大人になるまで。』
- 『イミテーション・ゲーム』

<アニメーション作品賞>
- 『LEGO(R)ムービー(The Lego Movie)』
- 『ハウ・トゥ・トレイン・ユア・ドラゴン2(How To Train Your Dragon 2)』
- 『ベイマックス(Big Hero 6)』
- 『ザ・ブック・オブ・ライフ(原題、The Book of Life)』
- 『ザ・ボックストロールズ(原題、The Boxtrolls)』

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