【12月12日 AFP】第1次世界大戦中に英国とドイツの兵士が戦いを一時中断し、中間地帯でサッカーに興じたことで有名な「クリスマス休戦」から100周年を迎え、欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長が11日、記念式典に出席した。

 ベルギーで行われた記念式典には、関係各国の代表者が出席しており、この日はプレーするサッカー選手が模様となった石の記念彫刻もお披露目された。

 プラティニ会長は、「今から100年前、一緒にサッカーを興じることで人間性を示し、欧州を1つにまとめるための重要な第一歩を切り開いてくれた若い兵士たちに敬意を表する」とコメントした。

 1914年に第1次世界大戦が開戦して迎えた最初の冬、連合国とドイツの兵士たちは、クリスマスを祝うために一時的に休戦すると、上司の命令に背き、中間地帯で数時間ほどサッカーの試合を行った。(c)AFP