【12月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は10日、クラブの公式ツイッター(Twitter)で、トーゴ代表のエマニュエル・アデバヨール(Emmanuel Adebayor)が個人的な理由で母国へ帰国することになったと報告した。

 30歳のアデバヨールは、今季けがと体調不良に悩まされており、11月の代表戦による中断期間が明けて以降は、クラブでの試合に出場していない。

 トッテナムは詳細については明かさず、「個人的な事情」とだけつぶやいた。

 感染症にかかったのをはじめ、ハムストリングや腰の負傷に悩まされてきたアデバヨールは、今季12試合に出場して2得点にとどまっている。

 それでもマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、ガラスのストライカーを今冬の移籍市場で放出する可能性を否定した。

 ポチェッティーノ監督は、「現在チームにいるすべての選手が、今後の計画に組み込まれている」とコメントした。

 トッテナムにとって北ロンドンのライバルであるアーセナル(Arsenal)でプレーした経歴を持つアデバヨールは、2010年にトーゴ代表の一員としてアフリカネイションズカップ(African Nations Cup 2010)が行われるアンゴラ国内を移動していた際、チームバスが襲撃される事件に巻き込まれた。

 その事件では関係者ら3人が殺害されており、当時アデバヨールが在籍したマンチェスター・シティ(Manchester City)は、事件のショックを考慮して同選手に対してチームを一時離脱することを許可している。(c)AFP