【12月7日 AFP】競泳の第12回世界短水路選手権2014(FINA Short Course World Swimming Championships 2014)は6日、カタールのドーハ(Doha)で女子100メートル平泳ぎが行われ、ジャマイカのアリア・アトキンソン(Alia Atkinson)が黒人の女子選手として初めて優勝を飾った。

 25歳のアトキンソンは、1分2秒36で金メダルを獲得。これは、リトアニアのルタ・メイルティテ(Ruta Meilutyte)が保持する世界記録と同タイムだが、国際水泳連盟(FINA)は新記録として同等に扱うとしている。

 新記録が相次いでいる今大会では、この日も、ロシアが男子4×50メートル自由形リレーで世界記録を出した。

 それでも、ひときわ存在感を放っていたのはアトキンソンだった。

 同種目の連覇を目指すメイルティテが、最後のターンまでリードを奪っていたが、ラスト数メートルでアトキンソンが猛追を見せ、わずか0.1秒差で勝利を手にした。

 フィニッシュしたアトキンソンは優勝したことに気付かず、あきらめるような様子でタイムを確認したが、「私?」と言って自身を指さすと、何が起こったかを理解し歓喜した。

 アトキンソンはAFPに対し、「信じられなかったわ!50メートルでは僅差で負けたから、同じ結果になったのかと思った」と驚きを語った。

「『よし、終わったわ』と思ってボードの表示を見たんだけど、ピンと来なかった。でも、そのうち状況がのみ込めてきたの。時間がかかったわ」

 アトキンソンは、米フロリダ(Florida)の国際水泳殿堂(International Swimming Hall of Fame)で、水泳を異なるコミュニティーに広げる活動や、プールでの安全確保を促進する計画に携わっている。

 アトキンソンは、「私の知名度が上がって、ジャマイカをはじめとするカリブ海地域で、水泳の人気が出ればいいと思う」とコメントした。(c)AFP/Liz BYRNES