【12月7日 AFP】2015年女子サッカーW杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)の組み合わせ抽選が6日、カナダのオタワ(Ottawa)で行われ、前回大会覇者の日本は組み合わせに恵まれた。

 7度目の開催となるW杯で、なでしこジャパンはシード国としてグループCに入り、スイス、カメルーン、エクアドルと初出場の3か国と対戦することになった。

 一方、2度の優勝を誇る米国は厳しい組み合わせとなり、国際サッカー連盟(FIFA)のランキングで5位につけるスウェーデンや同10位につけるオーストラリアと同組になった。スウェーデンは欧州の強豪ながら、地理的要素によりシード国から外れていた。

 こちらも2度の優勝を誇るドイツはグループBに入り、1995年大会覇者のノルウェー、経験の浅いコートジボワールとタイというで楽な組み合わせに胸をなで下ろした。

 また、年間最優秀女子選手に5回輝いているマルタ(Marta)を擁するブラジルはグループEで韓国、スペイン、コスタリカと、世界ランク4位のフランスはグループFでイングランド、コロンビア、メキシコとそれぞれ同じ組に入った。

 開催国カナダは来年6月6日の開幕戦で中国と対戦。このグループAにはニュージーランドとオランダが入っている。

 今回のW杯では、出場国がこれまでの16か国から24か国に増えている。

 グループリーグの試合は、バンクーバー(Vancouver)、エドモントン(Edmonton)、ウィニペグ(Winnipeg)、オタワ、モントリオール(Montreal)、モンクトン(Moncton)で行われ、決勝は7月5日にバンクーバーで開催される。

 4年前のW杯ドイツ大会(FIFA Women's World Cup 2011)では、日本が米国に劇的な勝利を収めてトロフィーを掲げ、その数か月前に起きた東日本大震災に見舞われた母国を元気づけた。(c)AFP