【12月6日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)は5日、ロシアの陸上選手団にドーピングがまん延しているとの申し立てを受け、迅速に調査を行うと表明した。

 IOCの広報担当マーク・アダムス(Mark Adams)氏によると、世界反ドーピング機関(WADA)のクレイグ・リーディー(Craig Reedie)会長から情報が提供されたという。

 また同氏は、ドイツのテレビ番組が報じたロシアの国ぐるみでのドーピングについては、常任理事会で「言うまでもなく」議題に上がったという。ロシア側はこれを強く否定している。

 リーディー氏は理事に対し「短めのプレゼンテーション」を行い、国際陸上競技連盟(IAAF)の倫理委員会にも接触した。アダムス氏によると、IOCのトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は「真相を探っていくと決意した」と語ったという。(c)AFP