【12月5日 AFP】インド北部パンジャブ(Punjab)州の村に設営された医療施設で無料の白内障の手術を受けた少なくとも11人が術後に失明したことが分かったと、地元当局者が述べた。失明した人数は大幅に増える恐れが高まっている。

 当局者によると、手術は医療慈善団体が運営する医療施設で11月4日に行われ、62人が手術を受けた。当局は現在、失明した人数の把握を急いでいる。

 パンジャブ州グルダスプール(Gurdaspur)県のアブヒナブ・トリッカ(Abhinav Trikha)副長官は、「これまでのところ、患者11人の失明が確認された」と語った。報道によれば失明した人数は大幅に増える可能性がある。

 インドでは、中部の仮設施設で避妊手術を受けた女性13人が死亡したばかりで、医療に対する不安が広がっている。政府当局者は汚染薬剤が女性らを死なせたと非難したが、今週発表された独立調査の結果は女性たちが敗血症にかかっていたと報告した。医師が多数の女性に対して同じ器具を使い回していた疑いがある。(c)AFP